本: Site fights: Divisive facilities and civil society in Japan and the West

本書は原子力発電所や空港やダムなどといった市民全体にとっては必要であるものの、それらの施設が設置される地域共同体には好ましくない影響を及ぼす可能性のある施設について、日本の国家機関と市民社会の関係性という観点から論じた専門書である。著者のダニエル・P・アルドリッチ(パデュー大学準教授)は本書を通じて、国家機関は市民社会の成熟度が低い地域にこれらの施設を設置する傾向があると主張している。

記事: Hatoko comes home: Civil society and nuclear power in Japan

被爆地である広島からそう離れていない山口県上関町がいかにして1980年代初頭に原子力発電所を誘致するに至ったかを検証した研究である。1974年4月、日本放送協会(NHK)は朝の連続ドラマ「鳩子の海」の放映を開始した。この連続ドラマは、広島で被爆した後に山口県上関町の住民の養子となった少女(平和のシンボルの鳩から「鳩子」と名付けられる)が成長する過程を描いている。

FILM: Trust Your Friend Pluto-kun: A Plutonium Story (1993)

Dōryokuro Kakunenryō kaihatsu jigyōdan 動力炉・核燃料開発事業団 [Japan Power Reactor and Nuclear Fuel Development Corporation]. 1993. Tayoreru Nakama Purūtokun: Purutoniyumu Monogatari 頼れる仲間プルト君 —プルトニウム物語 [Trust your Friend Pluto-kun: A Plutonium Story]. YouTube video, 10: 52, posted by “chiniasobu,” Mar 28, 2011, http://www.youtube.com/watch?v=bJlul0lTroY&NR=1 This