Kim, Boumsoung 金凡性. 2007. Meiji · Taishō no Nihon no Jishingaku: “Rōkaru · Saiensu” o Koete. 明治・大正の日本の地震学―「ローカル・サイエンス」を超えて [Beyond Local Science: The Evolution of Japanese Seismology During the Meiji and Taisho Eras]. Tōkyō Daigaku Shuppankai. 東京大学出版会 [Tokyo University Press].
日本の科学全般が西欧に追いつこうとしていた明治時代、日本の地震学は世界のトップを走っていた。どのようにして日本の地震学が、あるいは地震学者・大森 房吉が世界において中心的な位置に立てたのか、そしてなぜその中心的な位置からはずれたのかをダイナミックに論じる。
序章 地震学と日本の科学史
第1章 地震計の科学、ネットワークの科学―外国人による地震研究
第2章 予防と防御の科学 ―「日本の地震学」への変容
第3章 世界を観測する ― 統計、地震計、そして大森房吉
第4章 物理学の挑戦―大森地震学の忘却
終章 「追いつき」のヒストリオグラフィーを超えて
–Takashi Nishiyama
BOOK: Beyond Local Science: The Evolution of Japanese Seismology During the Meiji and Taisho Eras (2007) [Japanese]